これも不便益かも⁉ 「無駄」省きすぎで「チャンス」も失ってない?

昨日ブログで書いたサザコーヒーの鈴木誉志男会長のお言葉「生産性と美味は反比例する」と同様の考えを株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンのCo-founderおよび取締役社長 干場弓子さんが同様のことを東洋経済オンラインで書いていた記事があり社内で共有したいのでここに掲載します。

引用元 https://toyokeizai.net/articles/-/309467

■今は「効率」ばかりを重視する人たちが多い

わたしは、ディスカヴァー・トゥエンティワンという出版社を創業時から育て、経営してきた。出している本は、コミックと雑誌と学術書以外は一通りで、ビジネス書、自己啓発書が中心だ。気がついたら来年2020年で創業35周年になる。

25年前に新卒社員の一般公募を始めて以来、延べ1万人以上の学生たちを見てきた。そして、数十人の新卒社員を育ててきた。その中で、「若い人たちの変化」も身をもって感じてきた。

 出版社を志望するのは、会社の規模のわりには比較的偏差値の高い大学の学生が多いのだが、ここ数年、彼らに共通するのは「要領のいい」「いい子ちゃん」が増えているということだ。

要領がいいということは、つまり、「効率」を重視するということ。何でも効率よくこなすことが会社に求められていることであり、かつ、「優秀さを示すバロメーター」だとでも思っているみたいな節もある。

忙しいビジネスパーソンにとっては無駄なことを出さず、より効率的に仕事をすることはいいことかもしれない。だが、効率を求めるあまり、いちばん大切な「仕事を楽しむ」ことができず、結果的に伸び悩み、仕事の成功にも結びつけられていない人も少なくない。

 では「効率」ばかりを求めている人が結局、成功しない理由は何なのか。さまざまな理由があるが、ここでは主な3つについて解説する。

1つ目は、「効率ばかり言う人」は、往々にして、「効率」と言いながら、それが「手抜き」「力の出し惜しみ」につながっているということだ。

■今も生きている「『ウサギとカメ』の教訓」

その効率化は、単なる「手抜き」「力の出し惜しみ」では?
ディスカヴァーの採用は、原則新卒(第2、第3新卒でもいいのだが)採用で、全員まずは書店営業に就く。

そこで、新人のMVPをとる人たちに共通するのは、マニュアル以上のことを自分で工夫して行っている、ということだ。

自社の数百点に及ぶ稼働書籍を覚えるために、自分でパソコンに書影を入力し、フラッシュカードのような方式で即座に答えられるようしていたり、お店におけるお客さまの動線を観察し、売れる場所を見つけるための独自のマニュアルを作っていたり。

逆に、成績の悪い人に限って、「マニュアルが整備されていない」とか「社内インフラが整っていない」とか「訪問するより電話のほうがいいはずだ」などと、とかく「効率化」を訴える。

 しかし、わたしに言わせれば、そのほとんどが「効率化」ではなく、単なる「手抜き」「力の出し惜しみ」だったりする。

何事も「出し惜しみ」をしていると、本当に枯渇してしまう。目いっぱい出すと減った分どころか、その倍ぐらい、どこからか湧いてくるのは、やる気も能力も同じではないか。

ただ課題をそつなくこなすだけでは、結局その場限りの仕事になってしまい、月日が経てば忘れてしまいがちだ。しかし1度、徹底して深めたことは、「自分の血肉」になり「武器」になる。そうすると、その先、それについては二度と学ばなくてもよくなるので、長い目で見れば、ずっと効率的ともいえる。

 新入社員の頃から、要領よく何でもさっさとそつなくこなす人より、不器用だが、力を出し惜しみしないで課題と格闘している人のほうが10年経ってみたら、ずっと伸びていることが多い。

時間はかかるけれど、「ウサギとカメの教訓」は今も生きている。

2つ目の理由は、仕事の成果というのは、そもそも「自分に」「すぐにその場に」表れるとは限らないということだ。

■ある程度の「時間軸」で見ることが大事

仕事の成果は、すぐにその場には表れない

 とかく「効率」を重視する人ほど、「コスパ」を気にすることが多い。

「コスパ」とは、コストパフォーマンス、費用対効果。費用がどれだけ効率よくパフォーマンスに生かされているかという点では、要するに、ある種の効率だ。

買い物や食事に「コスパ」を考えるのはいいとしても、「あの人と付き合うのは『コスパ』が悪い」などと「仕事や人間関係」にまで「コスパ」を持ち込むのはいかがなものか。

確かに、コストには「お金」だけでなく「労力」や「能力」「時間」も含まれるから、リターンはできるだけ早いほうがコスパはいいことになる。

でも、とくに若い人ほど、仕事で学ぶことの多くは「すぐには成果の出ない」ものだ。あなたがいくら勉強しても、投資しても、それが仕事の成果として表れるには時間がかかる。

人間関係でも、「これは行っても意味がないだろうな」と思った勉強会やパーティーで、新しい著者候補の人や、後々まで付き合える人に出会えることも多い。

そもそもどんな仕事でも、成果は「自分に」「すぐにその場に」表れるとは限らない。あなたがコツコツと仕込んできたことが、あなたがその部署にいるときには成果となっては表れず、後任の人の成果となって表れることも珍しくない。

 仕事の成果は、「すぐにその場」には表れないと思っておいたほうがいい。仕事の成果は「全体」に表れる。「他の誰か」に表れるかもしれない。

そうは言っても、仕事とは、そんなものではないか。今、あなたが「誰かのおかげ」で、その仕事の成果を出せているように。

でも、「リターン」は必ずある。今すぐ、ここには返ってこないかもしれないけれど、ある程度の時間軸で見れば、必ず。

コスパ、コスパと、目先の効率だけを追い求め、できるだけスマートに働こうとすることは、「仕事を楽しむ」のみならず「成長する」という目的からも離れる一方なのだ。

 3つ目の理由は、「無駄」を省いていくと、結局、いろいろな「チャンス」も失いがちということだ。

「無駄」を省くと「チャンス」も失う
そもそも「無駄」って何だろうか?  確かにメールで済むことをわざわざ紙に書いて郵便で送らなければいけないような決まりとか、ただただ関係者のメンツを立てるための会議とか、そういう無駄は省くべきだ。

しかし、例えば年に1度、会社のパーティーでのたった5分の出番のために、1カ月前から何十時間もかけてダンスの練習をするのは「無駄」だろうか?

 「あれも無駄」「これも無駄」とやっていたら、最後はいちばん無駄な存在は自分だ、ということにはならないだろうか?

しかし、先ほども述べたように、「一見無駄に感じられる出会い」が、のちに「すばらしい縁」となったりする。「一見無駄な勉強」が、後で役に立ったりする。「引き出し」や「チャンス」は、多ければ多いほどいい。

何であれ、一直線にほしいものにたどり着けるなんてことはめったにない。たいてい「回り道」をするものだ。でも、その回り道こそが人生ではないか。

だって、人生は「結果」ではなくて「プロセス」だから。そうじゃなかったら、人生のゴールは死ぬことになってしまう。人生は「結果」ではなく「生きること」そのものが目的のはず。

「効率」ばかりを目指して「無駄」に見えるものをどんどん省いていくと、結果として、現時点では想像できないような「出会い」や「チャンス」を自ら塞いでしまうことになりかねないのだ。

■無駄なのは「ぜい肉だけ」だ

わたしは若いスタッフに時々尋ねる。「50の投資で80点をとって合格するのと、200の投資で100点をとって合格するのと、どちらが偉いと思う?」と。たいてい前者だと答える。

 「後者は効率が悪すぎる。ビジネスだったら赤字じゃないですか」と。確かに、「ビジネス」だったら赤字だ。けれども、わたしは「個人の成長」のことを言っている。

無駄に使った(ように見える)100の投資は、消えたりはしない。その人の中に確実に残る。残って、「次の成長の礎」になる。

人生は、一見、「余計なこと」「無駄なこと」を、どれだけやるかだ。仕事でも勉強でも。恋や友情だって、「無駄なおしゃべり」の中で育まれる。無駄なおしゃべりをいつまでも続けられるのが、仲良しの証拠じゃないか?

 山登りにしろ、バンドにしろ、花火大会にしろ、祭りにしろ、なんのため? と問われれば、「楽しみのため」としか応えられない。そんなの、エネルギーの無駄か?  経費の無駄か?  税金の無駄か?

無駄なもの、合理的でないものを排除した民族、組織は、存続できないそうだ。個人も人生もそうじゃないかな。無駄なのは、ぜい肉だけだ。

 

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