何回かに分けて不動産を「高く売る」ために知っておきたい大切な事を、この商売に関わるプロとして本音で語っていきたいと思います。
少しでも不動産という大切な資産を高値で早期売却するための参考になればと思います。
まず初めにお伝えしたいのは、不動産に限らずすべての商取引は需給バランスによって価格が決まるということです。
上記は、中学生の教科書にも載っている需要曲線と供給曲線をいっしょに書いたグラフです。
供給量（売ろうとする商品の量）よりも需要量（買おうとする商品の量）が少ないと，商品が売れ残るので市場価格は下がります。 需要量（買おうとする商品の量）よりも供給量（売ろうとする商品の量）が少ないと，商品が足りなくなるので市場価格は上がります。
市場価格は，このようにして需要量と供給量が一致する点に近づいていきます。 需要量と供給量が一致したときの価格（上のグラフのＰ円）を「均衡価格」といいます。
分かりやすい例で言うと最近のコロナ禍のマスクの販売価格が良い例です。
緊急事態宣言が出された直後の2020年4月中旬にはマスクの平均価格は1枚当たり80円だったが、6月に入ると22円と4分の1近くに暴落しました。
これは、需給バランスが急速に改善している様子が伺えます。
このように不動産の価格も例外なく需要量と供給量が一致したときの価格が適正価格と言えます。
なので、価格を決めるのは、査定書をもった不動産会社の営業マンではなく「市場が価格を決める」ということを頭に入れて不動産価格を決めることが大切です。
不動産を「高く売る」ために知っておく具体的な内容については、次回のブログに掲載させていただきます。
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