歴史の失敗学からの抜粋

私の愛読している致知出版社から瀧澤中先生の「歴史の失敗学講義」という本を

購読し大変感銘致しましたので、一部ご紹介させて頂きたいと思います。

P42～海の戦い方が大きく転換した「真珠湾攻撃」

日本はかつて、アメリカと戦争をしました。その最初の戦闘が、よく知られている

「真珠湾攻撃」です。

その戦果はすさまじいものでした。アメリカの被害は、

戦艦　4隻沈没　３隻損傷　１隻座礁　　　　巡洋艦　3隻損傷

駆逐艦　3隻座礁　　　　航空機　１８８機損失

これに対し日本側の損害は、航空機29機損失　特殊潜航艇　4隻沈没　1隻座礁

だけという、まさに大成功であったわけです。

この戦いによって、それ間での戦艦中心から航空機による機動作戦という、

海の戦い方が大きな転換点を迎えました。

アメリカはたまたま攻撃を免れた航空母艦を駆逐し、真珠湾攻撃からわずか半年後の昭和

17年6月に行われたミッドウェー海戦で航空兵力を活用して、日本海軍に圧勝します。

【ただし、私の見解ではここの部分が幾分相違しております。アメリカはたまたま空母が

いなかったのではなく、戦争を仕掛けたルーズベルトは、最初から真珠湾攻撃を知っていて

空母を移動させておいたという事が真相だと云われております．また、通信時術を開発したのは

日本が先だったにもかかわらず、頭の固い日本のお馬鹿な参謀が重視せず、逆にアメリカの方で

有効活用し、ミッドウエイでの空母の航行を把握していたという事です。その後は南雲中将の

精神異常ともいえる、魚雷と爆弾の入れ替えという過ちを犯しその最中にアメリカ軍の攻撃を

受け自陣の爆弾で沈没してしまったと云う、映画でもご覧になっている大失態を犯したのです。

この戦いでほぼ制海権を失った日本軍は、敗走の戦いへと変わっていったのでした。】

ここでの失敗学で学ぶべきことは、真珠湾攻撃で第2次大戦は航空機が主体となる戦争へと

変わっていたのも関わらず、日露戦争での完全勝利の伝統を受け継ぎあくまでも、主力戦は

艦隊の大鑑巨砲を中心とすべきと考え、時代の変化に対応できなかった為です。

実は、真珠湾攻撃の2日後、イギリス東洋艦隊の”不沈戦艦”「プリンスオブウエールズ」は

7本の魚雷と2発の爆弾で沈没しました。同「レパルス」は魚雷13本に爆弾1発です。

そしてこの戦艦2隻を含むイギリス艦隊を、日本は100機足らずの航空機によって攻撃

壊滅させました。

当時も日本のパイロットはとても優秀だったんですね！

歴史のIf、もし日本がこの戦いで、少なくても引き分け出来て満州を抑えておければ

その後の冷戦と云われるような、共産主義国の台頭は少なく、ソ連も中国もあそこ迄ひどい

虐殺行為「血の日曜日事件」とか中国共産党による、チベットや、内モンゴル、ウイグル

自治区の支配や、文化大革命などを称しての焚書坑儒（6000万人も処刑される）ような

悲劇は食い止めアジアは日本を中心に今よりずっと平和を享受できていたかもしれません。

戦後75年間は、ロシアが改革されたと言っても民主主義と共産主義の戦いが75年も続き、

今はコロナによる第3次世界大戦を吹っ掛けらてるような状況なのに、何も対抗できない

情けない状態が続いております。

それでも憲法には、平和を愛する諸国民に囲まれているかのような文言で9条を変更できず

にいます。

中国や北朝鮮から、核弾頭を積んだミサイルが日本向けられているというのにです。

当時は黒人及び黄色人種はほぼ植民地化され自由な国家は殆どない中で、我が日本国が立ち

上がり「世界は一つ人類はみな兄弟」の精神でアジアの植民地解放に死力を尽くされたのです。

先人の愛と勇気と正義の精神を尊重し、みらいの子供たちが自由を謳歌できないような状況

にはならないように私たちも精進すべき時だと思います。

著者の失敗学からは、遠く脱線してしまいまいましたが、転ばぬ先の知恵という事でしっかり

と学んで行きたいと思います。

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