人を育てる

老人が松の苗木を植えていた。通りがかった君主が老人に年齢を尋ねた。「八十五になります」

君主は笑った。「その松が立派な木材になっても、自分では使えないだろうに」と。八十五翁は言った。「国を治めている人のお言葉とは思えませぬ。私は自分の為ではなく、子孫のために飢えているのです。」君主は恥じ入るほかはなかった。太宰春台の『産語』にある言葉である。

人を育てるのもまた、かくの如しだろう。一人ひとりを丁寧に教育し、根づかせ、成長を促す。だが、そうして育てた人たちが担う時代の豊かさを、先人が享受することはない。それでも人を育てなければならない。それは命を受け継いで後からくる者に対する、先行する者の不可欠の責務なのだ。

話は変わる。『致知』の取材を通じて数多くの経営者に出会ってきた。企業を測る物差しは売り上げだけではないが、やはり一代で年商何百億何千億となると、偉業と言わなければならない。そして、そういう経営者には、共通した要因があることに気づくのである。それは求心性と同時に遠心性を備えていることである。

どういうことか。

自分の生き方、リーダーとしてのあり方などについて、これでいいのかという問いを絶えず持ち、自己を掘り下げて磨く。これが求心性である。日本の経営者は真面目である。求心性に欠ける経営者は少ない。求心性によって体得した心境や世界。それを幹部や部下などに及ぼし、自分のレベルまで引き上げようとする。それが遠心性である。だが、遠心性を発揮すれば必ず抵抗に出会う。企業のダイナズムは失われる。経営者の向かう方向に社員を向かわせる。「自分と一緒に歩んでいこう」と社員に対してい売る。求心性と遠心性を併せ備えた経営者が、企業を発展させることができるのだ。そしてそれこそが、真の意味で人を育てる事なのである。

人を育てるとは別の角度から言えば、環境によってつくられるのではなく、環境を作る人になる、ということだともいえよう。

安岡正篤師の珠玉の言葉を味わいたい。「環境が人を作るという事に囚われてしまえば、人は単なる物、単なる機械になってしまう。人は環境を作るからにして、そこに人間の人間たる所以がある。自由がある。則ち主体性、創造性がある。だから、人物が偉大であればあるほど、立派な環境を作る。人間が出来ないと環境に支配される」

致知の言葉 小さな人生論 人生の道標 人を育てるより

自分は経営者ではないので、核心についていけない部分があるが、「日本の経営者は真面目である」には納得致します。

以上、営業佐藤でした。

 

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