郡山いいお店訪問(柏屋さん)

郡山に本店を置く「薄皮まんじゅう」で有名な柏屋さんもよくいくお店の一つです。

まんじゅうももちろんおいしいのですが、会社の「地域のために」という姿勢が大変素晴らしく、当社も真似したいと思ってます。

具体的な取組みとしては、朝茶会なるものを開催してます。

朝茶会は1974年から毎月1日（午前6～8時、1月を除く）に行われています。饅頭2個と季節のお菓子が無料で提供される。

お客さまが早朝からやってくるのは他にも理由があるそうです。朝茶会は友達と会う場所。饅頭を食べながら、会話を楽しみに来ているようです。あちこちで、見ず知らずのお客さま同士が言葉を掛け合う光景があります。ここでの出会いからコミュニティーが広がっていくのも狙いだとの事です。

本名社長曰く「朝茶会に来れば友達ができる。来月も約束して、友達の輪が広がっていく。柏屋は、郡山の町の縁側のような存在になりたいと思っています」との事。

核家族化が進む現代において、郡山のような地方都市でも独居老人の高齢者が増えていると聞きます。その地域の接着剤となりような取組みをしているのは、本当に素晴らしいと思います。

また、1958年から月に1度、「青い窓」という詩の集いを開催さているのも特徴的です。

「青い窓」について柏屋さんのパンフレットより↓

昭和33年５月、青い窓の会は福島県郡山の地に誕生しました。

地元に育ち、一緒に遊んだ幼なじみの仲間たち四人は、昔話をしながら子どもの頃に遊んだ思い出の場所や自然が、近代化により次々と姿を消していくことを残念に思っていました。

「子どもたちの夢を飾る場所を作ろうよ。」とお饅頭屋さんのようちゃんが言いました。そしてお店のショーウィンドーに、子どもたちの素直で自由な心から生まれた「詩」を飾ることにしたのです。

文学好きなひろちゃんが詩を選び、絵描きのみっちゃんが絵を描き、看板屋のけんちゃんが詩のウィンドーディスプレイを担当しました。

そして「こどもの夢の青い窓」という詩集を創刊したのです。

子どもたちの生き生きとした言葉からは、毎日の生活の中で生まれた感動や発見が伝わってきます。

大人も子どもも心の声に耳をすまし、人間の素晴らしさに気づけたら…　そんな願いをこめて青い窓の活動は半世紀にわたり続けられています。

https://www.aoimado.jp/

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