日本人の虐待や体罰（DV）が増えた原因と解決法

明治時代の日本人を尊敬する私　佐藤ですが、昨今TVのニュースで流れるストーカー殺人

DV・幼児虐待などと、ほんの100年前まではアジアの植民地解放の為に祖国に本を守るために

命がけで戦った同じ民族かと思うくらいがっかりしており、なぜこんなにもこの国は変わって

しまったんだろうと思っておりました。

どうもその原因の一つが致知9月号の「慈愛園子供ホーム元園長の潮谷愛一氏」と

「福井大学　子供の心の発達研究センター　友田明美教授」の対談で紹介されておりました。

【子供の問題は親子の愛着関係が足りないから起こりのではないか。おんぶや抱っこ、添い寝、

おっぱい中心の育児、いわゆる日本の伝統的な育児は正しいのではないかと気づいたのです。】

逆にアメリカの育児方法は、子供を別の部屋で寝かせ、常におんぶや抱っこをする習慣はなく

ハグやキスはあるけれど、それは1瞬です。これではアメリカの子供たちがおかしくなるはずだと

思いました。

厚生労働省の発行する育児指導書の副読本に「抱っこや添い寝はしてはダメだと書いてある」

「赤ちゃんは初めから一人で寝かせましょう。添い寝は良くありません。抱っこやおんぶは

ほどほどに。抱き癖が付いて苦労します。おんぶの時間はなるべく短く、赤ちゃんもお母さんも

疲れます」と書いてあったそうです。

この副読本は、日本の著名な小児科医が書いたもので、当時年間150万人に配られており、大きな

影響がありました。おそらく母子手帳などを作成する委員の中に、アメリカに留学した人がいて、

「アメリカ人の方が独立心が強い。アメリカ式育児こそ、独立心の高い子供を創る」と

奨励したのでしょう。この問題の解決のために厚生労働省に働きかけ、昭和60年に副読本を

引っ込め、「おんぶや抱っこ、添い寝は母と子のスキンシップの為に良い」と方針を180度

転換できたそうです。

但し、昭和39年から20年間約3500万人の子供たちは日本式教育を受けれなかったのです。

昭和40年に生まれた子供が日本の歴史で初めて校内暴力が起きた。それも都会だけでなく

全国の学校で起こった。僕らの時代は、先生が生徒を指導の為に叩いたが、逆転して生徒が

先生を叩くようになった。それまでの日本の教育現場ではあり得なかったことです。

そして大学に入ってきた彼らについたあだ名が「新人類」と「プッツン」です。

更に大人になると児童虐待、ドメステイックバイオレンス（DV）が深刻な社会問題になり、

いまなお続いているわけです。

虐待や体罰は世代間で連鎖していくと言われております。

逆に、誉め育てで何か一つでも自信を持てることを見つけた子供は、しっかり成長していく

そうです。昭和60年に日本の伝統的な育児が見直されるようになっていこう、平成にうまれた

若い人達が、もの凄い能力を発揮して世界で活躍しています。私たちの頃は、日本のプロ野球選手が

アメリカで活躍できるなんて思いもしませんでした。

ですから、おんぶして、抱っこして、添い寝して、おっぱいやって、親と子が愛情を育む事の

できる子育てがしっかり根ずいていけば、きっと日本人は大丈夫。

以上、営業3課　佐藤　晃　61歳でした

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