アンダーマイニング効果

イスラエルのある保育園では、午後4時の閉園時間までに保護者が子どもを迎えにいくことになっていました。遅れると保育士が残業しなくてはならなくなり、園としては困ります。

そこで保育園では、午後4時10分以降に迎えにきた遅刻者に、都度500円ほどの罰金を科す制度をスタートさせました。さて、どれくらい遅刻者を減らすことができたと思いますか?

罰金を科す理由は言わずもがなです。「ある行為に対してネガティブな結果(罰金など)が科されるとき、その特定の行為は減少する」というのが我々の常識です。ところが、実際はまるで逆でした。

「罰金を導入したあと、遅刻する保護者の数は、着実に“増加”」「その割合は、最初の遅刻率の“ほぼ2倍”」まで増えたそうです。罰を与えることで、かえって逸脱行為を増やしてしまったわけです。なぜこんな妙なことが起こるのでしょうか。

多くの保護者が遅刻をせずに迎えにきていたのは、いつもお世話になっている保育士に迷惑をかけたくないと思っていたからです。 「道徳的」な理由から、自発的に門限を守っていたわけです。

ところが、罰金を導入することで、それが「経済的」な取引になってしまいました。お金を払えば済む話にすり替わってしまったわけです。そのせいで、善良な行動を締め出すのに一役買ってしまった、というのが事の顛末(てんまつ)でした。

モチベーション(動機づけ)には2種類があります。1つは、心の内側から生まれる「内発的動機づけ」です。好奇心、探究心、貢献心などから意欲が湧いてくる、自発的なモチベーションです。

もう1つは、外側からの刺激によって生まれる「外発的動機づけ」です。報酬、賞罰、評価、強制などに基づくものです。分かりやすくいえば、アメとムチによるものです。

先ほどの事例では、保護者たちは内発的動機づけによって、門限を守っていました。それを罰金という外発的動機づけに変えたために、かえってモチベーションが下がる結果となりました。これが、心理学者E・デシが提唱する「アンダーマイニング効果」(過剰な正当化効果)です。

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