不便は手間だが役に立つ(住宅編その1)

日本を代表し世界でも活躍する建築家「安藤忠雄」さんの初期の代表的住宅建築「住吉の長屋」を紹介します。

大阪市住吉区の一角、狭い路地に面した三軒長屋の真ん中部分、間口2間・奥行き8間を切り取りコンクリート住宅に建て替えた、安藤忠雄さんの代表作。
前面道路は狭く、両隣をはじめ背後まで住居がひしめく密集した下町の風景の中に、四周を壁で囲われたコンクリートの箱の家がおさめられている。

ささやかなスケールの箱をさらに3等分し、真ん中に生活動線を断ち切る中庭を配置したことで、2階寝室からトイレに行くために手摺の無い階段を雨の日には傘をさして下りなければならない。
限られた敷地と予算のなか、建蔽率などの諸条件をクリアしながら通風・採光を確保し、豊かな空間をつくり上げるために無難な便利さを犠牲にし(人によっては許容できないものかもしれないが)、この場所で生活を営むにあたって本当に必要なものはなんなのかを徹底的に突き詰めた結果導き出された大胆なプラン。

雨の日に部屋を移るには傘が必要で、二階に上がるには傘をさしながら手摺のない階段を上る必要があるなど、便利は真逆の発想の住宅です。

この住宅、まさしく不便益の確信犯だと思います。

あえて不便を導入する。その結果、自然を肌で感じながら過ごすことができ、工夫しながら上手く住みこなすことを許すデザインにした。

今年6月に安藤さんの講演でもお話されていたいのですが、この所有者の方は現在でも喜んで住まわれているようです。

安藤忠雄「建築家 安藤忠雄」新潮社より

ただ、モノを減らして、単純な形にすればいいわけではない。原理的な構成の中で、どれだけ変化に富んで奥行きのある住空間をつくれるかーーーそんな矛盾したテーマを思いながら、色々な可能性を探っていった。そして行きついたのが、家の真ん中に、目一杯の外部空間を内包するコンクリートの長屋だった。(中略)安易な便利さに流されない、そしてそこでしか出来ない生活を問う住まい。それを実現するための、簡素な素材と単純な幾何学による構成と、生活空間への大胆な自然の導入。この住宅が、今日まで続く私の建築の原点となった。

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