社員旅行3日目

社員旅行3日目は、日中は自由行動でした。

ショッピングに行く人、マッサージに行く人、カヌーに行く人、各々楽しんだようです。

夜は、みんなでディナーでした。生歌の演奏があり、最後はみんなで踊ってセブ島最後の夜を楽しみました。

会社の絆がまた一つ深まったように思います。

そんな楽しい反面、フィリピンの厳しい現実も目の当たりにしました。セブのマクタン島から本島に行く途中には、水辺にあばら家のスラム街のような場所がありました。

現地のガイドに聞いたところ、フィリピンでは貧富の差がかなり激しいとの事でした。

普通の人でも、8時間働いても日本円で800円ほど。そう考えると日本人として生まれているだけで、本当に幸せだなあと痛感します。

私自身も高校を卒業してワーキングホリデービザで渡豪した時、一緒に英語学校で学んでいたアジア圏から留学に来ていた人たちが、かなり裕福な家柄の人たちしか留学できないという現実を知りました。

にも関わらず、一般庶民の自分みたいな人間でも日本人というだけで意思があれば簡単に海外に行ける。

日本人に生まれてめちゃめちゃついてるなあと思いました。

その時に視座が上がり、これまで日本で抱えていた細々とした悩み事がすっかりと消えた事を今でも鮮明に覚えています。

世界の中で、自分の収入がどの程度に位置付けられるのかが分かる、「GLOBAL RICH LIST」というサイトがあります。ここに自分の年収を入力してみると、世界で何位、上位何パーセントで、ある国のスペシャリストの年収何人分、といったデータがサッとはじき出されます。

日本という豊かな国にいるから気付かないだけで、世界中と比較してみると自分の裕福さに驚きます。

例えば日本円を選択し、年収300万円を入力すると、「あなたは世界で約1億50万番目にリッチ」などと表示されます。「そりゃリッチじゃない」と思うかもしれません。ところが、同じページでは、なんと「年収世界ランクでは上位1.67％に入るリッチな人」とも表示されます。キルギスタンという国では、お医者さん116人分の年収に相当するとか。

そのように考えたら、全てのことがありがたいと感じます。

ないものねだりをするよりも、今あるものに感謝する、「足るを知る」生き方に努めること。

そのときに人間の心は磨かれ、人として成長し、
その器が大きくなるように思います。

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