癒しの空間の共通点

珈琲が好きなので、よくカフェに行くのですが、ある共通点を見つけました。

大体、落ち着く場所は、木を使った店舗作りがされています。

アイキャッチの画像は、コメダ珈琲さんの店舗↑

下の画像はサザ珈琲さんの本店↓

 

その謎を紐解く、本多信博さんの記事があったので以下に記します。(私も深く共感します。)

直感コラム「木造ブームの背景」

都会に暮らす人の心は疲れやすい。他人が創造した人工物に囲まれているからだ。人間は自然の一部だから、万有に溶け込むような「癒しの空間」がなければ窒息してしまう。住まいはそのための場所だ。「住まいは人なり」(吉田兼好 徒然草)の人は、住んでいる自分のこと。つまり、自分を感じることのできる空間が住まいとなる。

住まいと人が一体になるための重要な要件が「木の家」であること。なぜなら、木は古来人間にとって最も身近でやさしい素材だから。「休」むという字は、人が木に寄り添う形になっていることからもそれが分かる。

その木造住宅で今、静かなブームになっているのが「現わしの使用」。柱や梁など木の表面が見えるように使用することで、木の香りや木目の美しさなど木ならではの特性を楽しむことができる。現代は様々な建材が開発されているが、木は時を経るごとに味わいや風合いが増す代表的な建材である。

日本だけでなく世界的傾向ともいわれる木造ブームの背景には、環境問題だけでなく、現代人の自然回帰志向があるのではないか。

行き過ぎた経済効率主義、機能性追求主義への反省もあるのだろう。もっとゆっくりと人生を味わいたい、自然との対話を楽しみたいという心の渇きでもある。

 

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